わたしの心のものさしで

愛猫ナナに首ったけ♪~7歳のナナに振り回される楽しい毎日です♪♪その他、身辺雑記、季節のお花の写真なんかも~♪

フランク・パヴロフ 『茶色の朝』 を読んで

『茶色の朝』について、一つ前に書いた記事があまりにお粗末でしたので、今度はちゃんと書きます。

まずあらすじを、ネットの書評の中から転載させていただきます。<全文はコチラ

*****
…主人公はある日、友人に彼の飼犬だった黒色のラブラドールを安楽死させた、と告げられる。主人公が白地に黒のぶちが入った猫を処分したのと同様に。毛が茶色以外の犬猫を飼ってはならないという法律を政府がつくったからだ。街には自警団がつくられ、毒入り団子が無料配布される。主人公は胸を痛めるが、人間のどもと過ぎれば熱さも忘れるものさ、と呑気に構える。そのうち、この法律を批判する新聞が廃刊に追い込まれ、この新聞社系列の出版物が街中から強制撤去される。あらゆる言葉に「茶色」という修飾語を織り交ぜ友人と会話をするようになる主人公。やがて「茶色に染まること」に違和感を感じなくなっていく。ある日、お互い自分からすすんで飼いはじめた茶色の犬と猫とを見せあいながら、二人は笑い転げる。「街の流れに逆らわないでいさえすれば」「茶色に守られた安心、それも悪くない」と。だが、「快適な時間」を過ごしていたはずの彼らに、突然「国家反逆罪」のレッテルが張られ--。(晴佳)
<早稲田大学新聞 on the Web>
*****

フランスで書かれたこの本がベストセラーになったのは、単なる文学作品としてではありませんでした。
1998年、フランスではルペン率いる極右政党が、選挙で躍進。
著者のフランク・パヴロフは、初期のナチ党が制服に使っていた「茶色」----欧州の人たちにとってはナチズム、あるいはファシズムの象徴----を織り込んだこの物語を書き、警鐘を鳴らします。
パヴロフは、印税を放棄。本は1ユーロ(今だと160円くらい)で売られ、2002年、仏大統領選の決選投票にルペンが臨むことが決まった直後から、この本は爆発的に読まれ、ベストセラーになったのでした。
(そして、ルペンは結局敗退しました。)
*****

<私のつかんだメッセージは:>
・流されるな。
・おかしいと思ったら声をあげろ。
・声をあげるなら、少しでも人に気付いてもらえるように、
 パヴロフ氏のように工夫しろ(私の能力の範囲内でよいから)。
・少々のことだからと思って黙っていると、
 ことはどんどんおかしなほうへエスカレートしていって、
 とんでもないことになるかもしれないぞ。

*****

ここからは私事なんですが...前の記事を書いてから体調を崩していた私は、しばらく寝たきりでニュースもほとんどチェックしていませんでした。
でも、ある夜ふと目が覚めてテレビをつけてみると、「国民投票法案 強行採決」とか言ってます。「はい?」と思って聞いていると、衆議院の特別委員会でのことでした。
それまで頭がぼおっとしていたのが、きりっと...というより、いきり立ってしまいました。
「わりゃー、なにやっとんならー!!」(なんて、実際には口に出しませんけどね。)

国民投票法。決めるのはいいけど、憲法改正に関わるとっても大切なことだし、世論も急いで決めることは望んでないんだから、慎重に審議しないと!!
それなのに何!?
強行採決!?

実は私、今の国民投票法案については、問題があると思いつつも自分のブログには書かずにいるつもりでした。

なぜかというと、去年・・・
教育基本法「改正」案の時には、私なりにできる範囲で反対運動に参加してみたり、ブログに書いたりしてみたけれど、結局自民・公明の数の力で押し切られました。
結果が出てから振り返ってみたとき、
「私って結果が見えてないおバカさんだったのかな?
賢くて先の読める人は、最初から『改正』されちゃうってわかってたのかな?」って、
そんなふうに思ってしまったんですね。

「だったら、国民投票法案も、成立するのは目に見えてるじゃない。
じゃあ今度は賢く、無駄な抵抗はせずにいよう。エネルギーの無駄はやめ。
何かやるとすれば参院選に向けてかな?」みたいに思ってしまってました。


「それじゃあ、いけないでしょう? おかしいと思うことがあったら声をあげなきゃ!」
やっとそう思えたのは、多分『茶色の朝』を読んだおかげ。

「流れは決まってるんだから変わりゃしない」と、去年「賢い」(?)人に言われました。
でも、賢くなくていいから、私は、おかしいと思ったときは声をあげることにしたんです。

今の国民投票法案。たとえ新聞に「今国会で成立確実」と書かれていても、大きな問題点があると思うから、項を改めて書きます。
*****


最後は、本からの引用と私の決意表明とでしめくくりたいと思います。

引用は、物語の最後あたりの、主人公の思いです。

*****
いやだと言うべきだったんだ。
抵抗すべきだったんだ。
でも、どうやって?

(中略)
他の人たちだって、
ごたごたはごめんだから、
おとなしくしているんじゃないか?

*****

=そしてこれが、私の決意表明です!=

「抵抗すべきだったんだ。」とか、過去のことはよろしい!

今、抵抗すべきだと思ったら、今から抵抗すべし!!

人がどうしていようが、そんなことは構わない!!!





『茶色の朝』(Amazon.co.jp)





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  1. 2007/04/18(水) 03:03:51|
  2. 政治
  3. | トラックバック:3
  4. | コメント:8
<<国民投票法案:もっと議論を! | ホーム | 茶色の朝>>

コメント

え~~、怖いお話ですね。。。。。
ともちんは、こうゆうの
怖い怖いっておもっちゃいます。。。。。。

みんながやってるから、自分の意見はさておき、
とりあえず合わせておこう、、、、、っていう考え方は
危険ですよね。。。。。

ともちんもぜひ読んで考えたいと思います。。。。。

今、議員選挙やってますが、
はぴねすさんが候補者だったら、
ともちん投票するな。。。。。^m^♪

  1. 2007/04/18(水) 16:28:17 |
  2. URL |
  3. ともちん #-
  4. [ 編集 ]

ともちんさんへ

>みんながやってるから、自分の意見はさておき、
>とりあえず合わせておこう、、、、、っていう考え方は
>危険ですよね。。。。。

ちっちゃな集団の中でならそれもありかな、とも思うけれど、
社会全体がそうなっちゃうと怖いですよね。
裏で悪い誰かにあやつられているかもしれないのに、
それに気付かなくなるのが怖いです。

自分の頭で考えて、
自分の意見を持って、
おかしいと思ったら声をあげること、
(有権者なら、「投票」はとっても有効な声のあげ方)
忘れずに、行動したいと思っています。
  1. 2007/04/18(水) 21:04:48 |
  2. URL |
  3. はぴねす #GkBCtZ1Y
  4. [ 編集 ]

はじめまして。「花・髪切と思考の浮游空間」のこれお・ぷてらと申します。
コメント、TBありがとうございました。
私も以前、この本について少しふれました。本文はもちろんですが、巻末の高橋哲哉さんの文章がまた、いいですね。
はぴねすさんの仰るとおり。おかしいと思ったら声をあげること、感動するとすぐ「行動」に結びつけること、ですよね。
ということで、はぴねすさんのこの文章を参照させていただきたいと思います。不都合であれば、ご面倒ですが、ご一報ください。今後ともよろしくお願いします。
  1. 2007/04/19(木) 10:38:25 |
  2. URL |
  3. これお・ぷてら #-
  4. [ 編集 ]

これお・ぷてらさんへ

コメント・TBありがとうございました。

実は、高橋哲哉さんの文章は、2ページ目くらいで「むずかしそう・・・」と投げ出しておりましたので、慌ててちゃんと読んでみました。
後半(41ページから)の、現代日本に暮らす私達への呼びかけの部分が、私には特に、警告として心に強く響きました。

この本がもっと多くの人に読まれればいいなと思っています。
私の拙い文章が役に立つなら、どのようにでもお使いください。
  1. 2007/04/19(木) 17:51:52 |
  2. URL |
  3. はぴねす #GkBCtZ1Y
  4. [ 編集 ]

じゃあ、世田谷区の議員選挙やっているけれど、
行かないとダメですよね~~~(+_+)。。。。。。

めんどうっちい、、、、なんて、言語道断ですね。。。。。
  1. 2007/04/19(木) 18:23:54 |
  2. URL |
  3. ともちん #-
  4. [ 編集 ]

ともちんさんへ

そぉですよ~~~!!!
お忙しいと思いますけど、ぜひぜひ!!!!!

私がブログに政治のことを書いたりすることより、
ともちんさんが選挙に行って1票を入れてくることのほうが、
確実に政治(家)に影響を与えると思いますよ。

「たったの1票」なんて決して思わないでくださいねv-349
  1. 2007/04/19(木) 19:32:21 |
  2. URL |
  3. はぴねす #GkBCtZ1Y
  4. [ 編集 ]

はじめまして。
この本に皆さんどんな感想を持たれているのか気になって、TBさせていただきました。

後半部分、私同じことを思っていました。
「たかが、一票」って・・・。
でも違うんですよね。
時がたってから声を挙げるんでは遅いんだって、
痛感しました。
  1. 2007/06/23(土) 02:49:55 |
  2. URL |
  3. yui-520 #-
  4. [ 編集 ]

yui-520さんへ

はじめまして

コメント、TBありがとうございます。
でも、TBの方がこちらに通らないようです。

皆さんにyui-520さんの記事を読んでもらいたくて、
そちらの記事を(文中リンクの形で)紹介した記事を
今日書かせていただきました。

誰も石投げませんから^^
今度の参院選は投票に行ってくださいね♪
はぴねすからのお願いです♪♪
(行ってくれなかったら、石投げちゃうかも^^?)
  1. 2007/06/23(土) 17:44:57 |
  2. URL |
  3. はぴねす #GkBCtZ1Y
  4. [ 編集 ]

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