わたしの心のものさしで

愛猫ナナに首ったけ♪~8歳のナナに振り回される楽しい毎日です♪♪その他、身辺雑記、季節のお花の写真なんかも~♪

食と農~~「地産地消」と学校給食~~今治市の実践(3)

“学校給食に地元の農産物を”っていうと、どんな農産物を思い浮かべますか?

まずは野菜、それからお米、でしょうか。

今治市ではどうかというと、それだけじゃありませんよ~

地元産大豆で作った豆腐・味噌とか。
地元産小麦で作ったパンとか。
そういう加工品まで、地元産なんですよ~!

地元産大豆で作った豆腐・味噌、にはそれほど驚かなかったけれど、
地元産小麦で作ったパン!!
にはさすがのはぴねすも驚きました!!!

*****

この、地元産小麦を使ったパンを給食へ、というのは
簡単に実現したことではありませんでした。

数年前まで、パン用の小麦は市内では全く栽培されていません
でした。
温暖な気候に適した小麦の品種がなく、試験栽培してみても、
うまく育たないし、なんとか育ってもうまくパンができません。
それでも今治市はあきらめません!!

温暖な気候に向いたパン用小麦が開発されたと聞き、2001年に、
農家に作付けてもらいます。
あわせて、給食用のパンを製造している今治合同製パンに、
この小麦でのパン作りを依頼します。

この小麦ったら、輸入小麦に比べて、製パンにとても手間がかかる、
のに価格面は・・・
だけどそこらへんは、市の職員、安井孝氏――今治市の地産地消と
学校給食をリードしてきた人――の情熱に、ほだされたというか、
押し切られたというか・・・で社長さんも頑張ってらっしゃるようです。

2004年には作付面積も増やし、市内産小麦のパンが給食に
10月から翌年6月まで登場。
ポストハーベストの心配がある輸入小麦のパンを食べる期間が減って
嬉しいですね。

この、パン用の小麦は、よく栽培されている味噌用の裸麦に比べて
収量が少ないため、農家に対して助成金を出しているとのこと。

小麦生産を担う中心は、農事組合法人まつぎ。60代が中心で、
専業農家は少ないとのこと。
その代表は、こう語っています。

「小麦は収穫が六月一〇日ごろと遅い分、田植えがずれ込み、
稲作に影響が出る。おまけに今年は雨が多くて、刈り取りが
遅れてます。給食用だから、やるんですよ。それと、助成が
あるからね。消毒は、雨が多いときに出る赤カビ防除以外は
ほとんどしません」

(大江正章 『地域の力――食・農・まちづくり』 岩波新書)

給食用だから、やるんですよ」。その言葉が、はぴねすはうれしい。
それは、前記事で紹介した、給食の自校式への要望を出した
立花地区の農家のグループの、「子や孫に、自分たちの作った
安全で新鮮な農産物を食べさせたい
」という思いと重なるものだと思います。

*****

また、週3回のお米の給食は、99年度からは、100%市内産の
特別栽培米を使用しています。
これは、減農薬で、化学肥料の使用も制限したもので、
そのために収量が減る分は、その分高い値で買い上げています。

*****
*****

こんなふうにして、学校で子どもたちが「顔が見える」安全な
パンやお米を食べられるようになること。
それだけでも、はぴねすはうれしいと思います。

でも、前述の安井氏の構想はそこにとどまりません。

米、野菜、小麦→パン、大豆→豆腐・味噌、といった、農産物や、
その加工食品を学校給食に供給することからスタートして、
少しずつ今治市内での農産物・農産物加工食品の「地域内自給」の
向上を目指していらっしゃるようです。

安井氏が2003年にネットマガジンに寄せられた文章がありますので、
リンクしておきますね。

安心できるまちづくり
  旬の有機食材で安全給食
 -主食以外に豆腐・パンも自給


*****

あと何回か、続く予定で~す♪



*****

追記) 同タイトルで、(1)~(5)を書いています。

食と農~~「地産地消」と学校給食~~今治市の実践(1)
  http://meadowsage.blog78.fc2.com/blog-entry-285.html

食と農~~「地産地消」と学校給食~~今治市の実践(2)
  http://meadowsage.blog78.fc2.com/blog-entry-286.html

食と農~~「地産地消」と学校給食~~今治市の実践(3)
  http://meadowsage.blog78.fc2.com/blog-entry-289.html

食と農~~「地産地消」と学校給食~~今治市の実践(4)
  http://meadowsage.blog78.fc2.com/blog-entry-291.html

食と農~~「地産地消」と学校給食~~今治市の実践(5)
  http://meadowsage.blog78.fc2.com/blog-entry-296.html





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  1. 2008/04/28(月) 09:39:08|
  2. 食と農
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

食べ物にこだわるのって大事ですよね。
最近のーらは料理を作るので
特に興味がでてきました。
あと、体弱いし~~~。
はぴねすさんもお料理する???
  1. 2008/04/28(月) 11:20:51 |
  2. URL |
  3. のーら。 #-
  4. [ 編集 ]

のーらちゃんへ

のーらちゃんも、体弱いんですか~
はぴねすも、相変わらず弱いですね~
毎日食べるものは大切にしたい(=友人の口癖)ですね~

料理の件は、ね・・・
ここだけのナイショの話だけどね(コソコソ・・・)

はぴねす、料理を再開したのは、ごくごく最近のことなの。
といっても、まだ、毎日お味噌汁をつくって喜んでるくらいで、
今は、以前気に入ってた調味料なんかを買い揃えてるところ。

長期入院の少し前から、私の中で「料理」のスイッチがずっと
切れてて、なぜかやっとまたスイッチが入った・・・
みたいな感じなので、またぼちぼち楽しみたいなと思ってます。

たぶん、自分がそういう時期だから、食べもののことがすごく
気になるんじゃないかな?

今日ちょうど、友人が、お父様の田んぼの「こだわりのお米」と、
畑からとれたての新たまねぎを届けてくれたので・・・
明日はなにか作ってみようかな?

友人は、私が料理するようになったら、いっぱいお野菜を
もってきてあげるよと言ってくれてるので、ワクワクです!!!
  1. 2008/04/28(月) 13:22:27 |
  2. URL |
  3. はぴねす #GkBCtZ1Y
  4. [ 編集 ]

根底には愛

はぴねすさん またまた素晴らしいお話しですね。 子供達を想う心 、郷土を想う心、その心が地産地消へと繋って行くのですね。 そして、その 延長線上の先にこそ郷土をを愛し、人々を愛する心が自然と宿るのでしょう。
けっして、「愛」は強制するものでは、有りませんよね。
今の 日本の権力の中枢に居据る者達は、そんなことにも気付かない。。。 自らの保身のみに執着し、 「国を愛せよ」「愛国」 教育だと騒ぎたてる。。実は自分達を「愛せよ」と強制している事に気付いていない。 なぜなら 彼らこそ、郷土を愛する事を忘れ、人々を愛する事を忘れているからでしょう。
はぴねすさんのエントリーで、いろいろ事に気付かさせて頂きました。
  1. 2008/04/29(火) 05:22:46 |
  2. URL |
  3. ke‐ta #CAIDEnpU
  4. [ 編集 ]

ke-taさんへ

私がこの本を読んでいちばんじーんときたのが、パン用小麦を生産してらっしゃる方の「給食用だからやるんですよ」という言葉でした。
ほかにも、今治市のたくさんの人たちが、子どもたちの給食のためを考えて、本気で取り組んできた結晶が、今の今治市の学校給食。
そのさまに感動して、この本の、今治市の実践の部分を紹介している次第です。

「国」という、なんだか実体のないようなものを「愛せ」と言われると、私はつい、昔日本史で習った「国体」とかいう言葉が浮かんできてしまいます。(日本史には弱いです^^;)不勉強なので、ちょっと山川出版社の日本史用語集をチェック。お!ありました!!『国体の本義』っていうのが。

『国体の本義』:1937年5月、文部省が発行。『記紀』をもととして国体の尊厳・君臣の大儀を説き、日本は天皇中心の家族国家とする運命体唱導。戦時下の国民思想強化の根本テキストとして普及させた。

政治家の中には、こういう時代の国家体制・教育に戻したい復古派がかなりいるようで、私はかなり危機感を抱いています。
彼らが唱導する「道徳」とか「徳育」とかも、そういう基本路線から出ているものと思われるので、警戒しています。・・・あ、話がどんどん横へ逸れそうなので元へ戻して、と。

実は、今治市のたくさんの大人たちの愛情によって生まれた学校給食も、最初は子どもたちがたくさん食べ残したりしていました。それを乗り越えるのに、もうひとつドラマ(オーバーか?)がありました。そのキーワードもやはり、「愛」、だと私は思いました。
その話は、また後日。
  1. 2008/04/29(火) 13:35:24 |
  2. URL |
  3. はぴねす #GkBCtZ1Y
  4. [ 編集 ]

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& ナナ(2009年8月16日生まれ) 2歳で慢性腎不全に。療法食と皮下輸液で元気に過ごしています♪                 

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